オロフレ峠 奇跡の救出劇
11月8日日曜の夕方、当会ブログにメッセージが入りました。
関西から北海道に来ていた旅行者が、
「登別温泉から洞爺湖に抜けるオロフレ峠の見晴らしの良いパーキングで白黒ハチワレのとても痩せている猫がいたので保護してほしい」
というメッセージでした。
状況から捨てられたのだと思います。
オロフレ峠って・・・
ちょっと待って、
もう雪で通行止めになるじゃん。
スタッフそれぞれが慌ててスマホで調べ始めます。
「初雪の予報だって」
「通行止めは何時?」
「そもそもオロフレ峠の何処?」
メッセージには詳細な場所が示されておらず、予測して一か八か峠越えをするしかない。
猫の捕獲は一日で成功したらラッキーという難しい作業です。
果たして捕まるかどうか・・・。
たとえ捕まったとしても
一言、猫の保護といってもそこには様々なリスクが伴います。
ウィルス感染防止のため2週間は隔離しなければならない
人に慣れていない猫は慣らさなければならない
病気を抱えている猫かもしれない
里親へ渡すまでの間誰が面倒みるのか
その医療費は?
しかし雪の足音は
すぐ背後まで迫ってきています。
考えている時間はありません。
ちょうどその日ニャン友のラウンジで開催した猫のお見合い会で
奇跡的に4匹の子猫の譲渡が決まり
保護枠に空きができたニャン友日高支部が保護に手をあげ、
現地に一番近い室蘭支部のメンバーが捕獲に手をあげ、
翌日に捕獲決行の準備が整いました。
「どうか姿を現しますように」
「どうか捕まりますように」
メンバーもそれぞれ仕事があるので捕獲の時間も限られています。
チャンスの時間はごくわずかなものでした。
次の日
前の日に嵐だった峠は雪が積もっていました。

室蘭メンバーは早朝に夏タイヤからスタッドレスにタイヤ交換をし
ボランティアのもう一人は40分離れた洞爺から車を走らせ峠を目指しました。
おそらくここだろう、という場所には車道の脇に小さなトイレがあり
もう冬季使用禁止になり扉は開きませんでした。
かなりあてずっぽうな予測に反してそこには猫の足跡がありました。
雪が降ったことはここでは功を奏しました。

そのうち道路の向こう側で
人の気配を察知した白黒ハチワレ猫が姿を現しました。
関西から北海道に来ていた旅行者が、
「登別温泉から洞爺湖に抜けるオロフレ峠の見晴らしの良いパーキングで白黒ハチワレのとても痩せている猫がいたので保護してほしい」
というメッセージでした。
状況から捨てられたのだと思います。
オロフレ峠って・・・
ちょっと待って、
もう雪で通行止めになるじゃん。
スタッフそれぞれが慌ててスマホで調べ始めます。
「初雪の予報だって」
「通行止めは何時?」
「そもそもオロフレ峠の何処?」
メッセージには詳細な場所が示されておらず、予測して一か八か峠越えをするしかない。
猫の捕獲は一日で成功したらラッキーという難しい作業です。
果たして捕まるかどうか・・・。
たとえ捕まったとしても
一言、猫の保護といってもそこには様々なリスクが伴います。
ウィルス感染防止のため2週間は隔離しなければならない
人に慣れていない猫は慣らさなければならない
病気を抱えている猫かもしれない
里親へ渡すまでの間誰が面倒みるのか
その医療費は?
しかし雪の足音は
すぐ背後まで迫ってきています。
考えている時間はありません。
ちょうどその日ニャン友のラウンジで開催した猫のお見合い会で
奇跡的に4匹の子猫の譲渡が決まり
保護枠に空きができたニャン友日高支部が保護に手をあげ、
現地に一番近い室蘭支部のメンバーが捕獲に手をあげ、
翌日に捕獲決行の準備が整いました。
「どうか姿を現しますように」
「どうか捕まりますように」
メンバーもそれぞれ仕事があるので捕獲の時間も限られています。
チャンスの時間はごくわずかなものでした。
次の日
前の日に嵐だった峠は雪が積もっていました。

室蘭メンバーは早朝に夏タイヤからスタッドレスにタイヤ交換をし
ボランティアのもう一人は40分離れた洞爺から車を走らせ峠を目指しました。
おそらくここだろう、という場所には車道の脇に小さなトイレがあり
もう冬季使用禁止になり扉は開きませんでした。
かなりあてずっぽうな予測に反してそこには猫の足跡がありました。
雪が降ったことはここでは功を奏しました。

そのうち道路の向こう側で
人の気配を察知した白黒ハチワレ猫が姿を現しました。
トイレ横に先に仕掛けておいた捕獲器に
特に美味しそうな餌を用意して、車の中で息を潜めて待ちました。
仕事の時間が迫っています。早く入りますように・・・!
そして待つこと20分。余程おなかがすいていたのでしょう。
バシャン!捕獲器の扉が閉まりました。
「ヤッターーー!」

生か死か。
神様がこの猫に生を与えた瞬間でした。
このあと、このハチワレ猫は
日高へと移動し、里親募集へのプロセスを踏んでいきます。
オロフレニャンコ
皆様どうぞこの先、あたたかく見守ってください。

この猫を捨てた(と思われる)人へ。
この猫が保護されたのは
普通に考えたらこの子は真っ暗な氷点下の中命の灯を消していたところです。
たった独りで、前の飼い主を思いながら。
自分がどれほどの事をしてしまったのかよく想像してみてください。
そして
助けてほしいと思った方は、メッセージを入れる際にご自身のお名前や連絡先を入れてください。
保護に行く際に確実な情報がないと動きようがなくなります。
場所が違えば助けられませんでした。
また、命を保護するには医療費や餌代、トイレのお世話など
空気のようにできるものではありません。
助かってよかった、で終わるものではないことも
ご理解いただけましたら幸いです。
特に美味しそうな餌を用意して、車の中で息を潜めて待ちました。
仕事の時間が迫っています。早く入りますように・・・!

そして待つこと20分。余程おなかがすいていたのでしょう。
バシャン!捕獲器の扉が閉まりました。
「ヤッターーー!」

生か死か。
神様がこの猫に生を与えた瞬間でした。
このあと、このハチワレ猫は
日高へと移動し、里親募集へのプロセスを踏んでいきます。
オロフレニャンコ
皆様どうぞこの先、あたたかく見守ってください。

この猫を捨てた(と思われる)人へ。
この猫が保護されたのは
- 通報した人がいたこと
- 比較的近くにメンバーがいる場所だったこと
- 車にひかれていなかったこと
- 猫がその場を離れなかったこと
- メンバーの時間の都合がついたこと
- 悪天候でなかったこと
- 猫が捕獲器に入ったこと
- たまたま保護先が空いたこと
普通に考えたらこの子は真っ暗な氷点下の中命の灯を消していたところです。
たった独りで、前の飼い主を思いながら。
自分がどれほどの事をしてしまったのかよく想像してみてください。

そして
助けてほしいと思った方は、メッセージを入れる際にご自身のお名前や連絡先を入れてください。
保護に行く際に確実な情報がないと動きようがなくなります。
場所が違えば助けられませんでした。
また、命を保護するには医療費や餌代、トイレのお世話など
空気のようにできるものではありません。
助かってよかった、で終わるものではないことも
ご理解いただけましたら幸いです。
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