先日の譲渡会ツキネコスタッフのみなさんお手伝いありがとうございました。
[ちび猫ロール物語]
8月4日、「ニャン友ねっとわーく札幌」開催の
「保護猫の譲渡会」会場に運ばれてきた仔猫、
それがロールでした。
へその緒がついて目も開いているかいないかの状態。
どうやら野良の母猫が仔猫達を移動させる際、
1匹だけ取り残してしまったよう…。

半日待っても親は迎えに来ず、どんどん低体温になり
見かねて保護された仔猫です。
当日会場には「ニャン友ねっとわーく札幌」のボランティアは
もちろんのこと、譲渡会に参加していた「ツキネコ北海道」の
ボランティアもおり、「誰が育てるか」で相談を始めました。
哺乳ボランティアはすでに沢山の仔猫を抱えていて、みんな手一杯。
ミルクは1時間毎に0.5cc位と聞くと、シーン…となってしまいました。
1時間か2時間毎。これは眠ることも出来ない…。
いとも簡単に急変しそうに見える仔猫を取り囲みながら、
それぞれの思いが渦巻いていた時間。
そんな中、「今日明日は仕事が休みだから2日間だけならやってみる」
と声を上げてくれたのがツキネコ北海道のボランティアUさんです。
その一言から、リレー形式なら何とかなるかもしれない!ということになり、
みんなホッと一安心。
そして約2週間を4人のツキネコ北海道のボランティア、
(Uさん・Mちゃん・Kさん・Yさん)で仔猫の授乳を続けました。
まさしく命のリレーです。
初日連れ帰った看護師のUさんは、
「チアノーゼが出ているので今夜が勝負だ」
と感じていたそうです。
「ロール」という名前はタオルで身体を巻いてミルクを飲ませていた姿から
ロールケーキを連想させ、そこから呼ぶようになった仮名です。

授乳時間の間隔が少し長くなってからはリレーを終了し、Yさんの元で育ちました。
母猫の初乳を殆ど飲んでいないだろうと推測されたので、
とにかく1gでも多く、しっかりと身体を作ってあげられるように…
そんな心配りをして育てられました。
離乳前には下痢、便秘を経験しましたが、それ以外は食欲旺盛。
活発に跳ね回る元気な女の子に成長しました。
血液検査の結果、FIV疑陽性と診断されましたが、
強運の持ち主ロールならきっと跳ね返してくれると信じています。
沢山のボランティアさんの希望を担っているロール。
きっと幸せを掴んでくれるでしょう。
ロールちゃんの里親募集しています。
「会ってみたい!」という方は下記までご連絡ください。
ツキネコカフェ 12:00~19:00(水曜定休)
電話 電話011-641-8505
ニャン友ねっとわーく札幌
勝田 090-3391-0841