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FIP治療後の猫たちの報告

昨年夏、猫腸コロナウィルスの突然変異であるFIPを発病し当会で治療をした猫はアイコ、ウィル、デップ、キアヌ、モモタロス、ジム、カール、つーこ、玉三の9匹。
この他ニャン友メンバーも保護猫の王林、あずき、モフ、そうくんの治療を新薬でおこないました。
里親さんのもとでヌイちゃん初め数匹治療したことの報告うけています。

新薬であるこの薬は高額で、当会でかかった医療費は10,126,220円です。
皆様からご支援いただいたご寄付の合計は7,008,029円です。
※2021年4月~2022年3月まで
この場をかりて、お礼申し上げます。
命を繋ぐ応援本当にありがとうございます。
私達だけでは、助けることは出来ませんでした。
皆様のご支援と何より、助かってほしいと思う願いがくじけそうになる私たちの
背中をおしてくださり、頑張ることができました。
現在寛解して子たちの検査のために2か月に1度検査を行っています。
いずれも外注検査ですので、2か月ごとに7万円程度かかっております。

治療半ばで旅立ったアイコ、モモタロス、玉三、カールたちのことは、あまりにも壮絶で今も夢に出てきます。
私たちの指の間をすり抜けていった命。
助けてあげることのできなかった命がありましたことを報告いたします。

昨年末に寛解した、つーこは積丹から妊婦として保護され、一度は里親様がきまりましたが数か月後FIPを発症し、当会にもどってきました。
すぐに治療を開始し寛解。
現在 猫を飼っていない生涯預かりボランティア様のもとに今年5月出発し元気に過ごしております。
新しい名前はこむぎちゃんです。

そして黒松内から来た、ジムですが一緒に来たグレースの飼い主さんが生涯預かりボランティアの登録をしてくださり暮らしています。
グレースは発症しませんでしたが、経過の観察を診ており特に血液検査等も問題ないことから、この度譲渡になりました。
ジムはもうどこにも行かずグレースと飼い主塗様と暮らすことができます。

そして、黒松内ウィルの近況です。
先日の譲渡会で里親様が決定いたしました。
私たちのブログを読んでくださっており、今までの経過やFIPという病気のことも理解したうえで決意してくださいました。
出発は9月になります。
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昨年6月に保護されたばかりのウィルはガリガリにやせていました。
現在のウィルです。
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みんなアザラシみたいにふくふくしています。
現在、メンバーの所で北見の子猫がFIPを発症し治療しています。
そして、北見63匹多頭飼育崩壊から保護してきたヤマトが里親様のもとで譲渡後すぐに発症し治療を続けております。
ヤマトは1度トライアルにでましたが、帰ってきてすぐに今の飼い主さんに見つけてもらいご縁をいただきました。
飼い主さんはヤマトを当会に返さず、治療を決意してくださいました。
そしてグラウドファンディングに挑戦しております。
やっとつかんだヤマトの幸せのために皆さんご協力お願いいたします。
https://readyfor.jp/projects/yamato-rescued-cat

そして、ディップ、キアヌ、ピット、あずき、王林は飼い主さんを募集しております。
どうかこの子達に本当の幸せをお願いします。
引き続き生涯預かりボランティアも募集しておりますので
お尋ねください。

次回はFIPの新たな治療について書かせていただきます。

代表勝田
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【FIP闘病記】カールとのお別れ

福島町のおばあさんの所から保護されたカールが昨日24日に亡くなりました。
つらいつらい闘病生活でしたが、もう苦しむことなくニャン友CATラウンジに戻ってきました。

応援してくれた皆さまに感謝いたします。
カールの最後の病名は 膿胸です。

投薬30日目で回虫を吐きました。3回も4回も駆虫したにも関わらずです。
その後腸壁がはがれ、炎症が続き 新薬の投与を1週間辞めました。

駆虫し回復してきた矢先に、発熱が続きました。
その間、毎日病院で点滴を受けながら胃腸を守るために、新薬の投薬は注射液に変更していました

あともう少しで治療が終わると信じていた矢先に、急変し昨日夕方虹の橋を渡りました。

甘えっこだったカール 具合が悪いと抱っこをせがみお掃除の邪魔をしたね。

かわいいカール 今日はクリスマスだよ

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FIPルームで仲良しだった4匹

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はやく、向こうで僕たちも譲渡会に出て、新しい家族を見つけたいね

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僕もう苦しくないよ 僕また必ず元気で戻ってくるよ。


ニャン友でFIPを寛解させて3か月の待機をしているコロナフリーの子が4匹います。
黒松内のキアヌ、ウィル、デップ、そして積丹のツーコ、
ニャン友メンバーの所には 2匹初山別の玉三も寛解に向かっています。
一番早く寛解した漕太も経過観察しています。
すでに譲渡になった網走呼人のヌイちゃん、そして病院さんの力をかりて寛解した子猫も里親様のもとで幸せに暮らしています。

今年FIPという病気と闘いお空にのぼったあいこ、モモタロス、カール。

そして今FIPと戦っている子
黒松内ジムの他メンバーの所に2匹の子の3匹がFIPと戦っています。
ニャン友が今年FIPの治療を行っている子は14匹です。
新薬は非常に高額でその他の検査費用を含めると、1匹100万以上の金額が治療費としてかかっています。

皆様からのFIPのご寄付はFIPの子達に使っています。


そして今日も根室振興局から12月27日処分になる猫の相談を受けました
年末北見から5匹、年明け美幌から4匹、当会に入ることが決まっています。

今年最後のお願いになります。
保護猫たちにもクリスマスをそして、新しい年を元気でむかえ、新しい家族のもとで幸せに過ごせる日がくることを一緒に願い
病気と闘っている3匹にどうかご支援お願いいたします。

代表 勝田

★ご支援のお願い★


  • 郵貯銀行からの振込み
    口座番号:19040-32781041
    口座名:ニャントモネットワークホッカイドウ

  • 他の金融機関から、郵貯銀行へお振込みされる場合の口座情報は以下の通りとなります。
    銀行名:ゆうちょ銀行 (金融機関コード9900)
    店名:九〇八 店(キユウゼロハチ店)(店番908)
    預金種目:普通
    口座番号:3278104
    名義:ニャントモネットワークホッカイドウ
    • お振込みの際、お名前の後ろに、「FIP」とお書きください。

  • ショップページからクレジット決済でご寄付いただくことも可能です。
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  • 勿論直接CATラウンジにいらしてくれても大丈夫です。
    年末年始 CATラウンジにはお休みはありません。
    猫たちとラウンジで待っています。

【FIP闘病記】モモタロス 虹の橋へ

おはようございます。
長く保護活動を続けてきて沢山の子を看取ってきました。
新薬に最後の望みをかけて治療を続けてきた
キアヌ、ウィル、デップ、モモタロス、カール、玉三 みんな頑張っていました。
元気になったヌイちゃん、子猫たちも今は元気にすごしています。

モモタロスが虹の橋を渡りました。悔しくて悲しくてこの数日空っぽでした。
モモタロスはFIPと診断される前にリンパ節に腫瘍があと別な病院で診断されていました。
症状から念のためにFIP検査をしたところPCR検査でFIP陽性がでました。
モモタロスは投薬50日目で全ての炎症数値がクリアになりました。
と同時に肝臓腫瘍が大きくなり出血をくりかえし、貧血が進み私たちの手の届かないところにいってしまいました。皆さんからいただいた元気玉を沢山抱えて旅経ちました。
モモタロスは今日15時お空に昇ります。
もしお時間があったら、お空を見上げてください。

カールの容体もよくありません。
先月25日から腸壁がはがれて出血が続き、一度投薬をストップしていました。毎日点滴を行い、腸を休めて、お口からは、βグルカンとリーナルリキット、バランスアルファで少し持ち直して、便の状態も普通にもどっていました。
12月3日ころからご支援でいただいたササミパウチとスープを食べていましたが、12月6日に急変しました。

急激な体重の減少、うつろな状態になりまた点滴をはじめました。
どうやらFIPが悪さをしはじめています。
カールの胃腸の状態を考えると、お薬の投薬は賭けになるかもしれません
でもこの症状は間違いなくFIPの症状です。
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「カール大丈夫?」
ウィルがカールのケージにカールがいないと心配して見にいきます。
私たちは8匹のFIPの猫の治療にかかわってきました。
私達だからわかることがあります。

まだエビデンスの少ないFIPの新薬。
その副作用もはっきり書かれている文章もありません。
新薬を使い、望みをかけて、FIPと戦っている子達と家族のために少しでも力になりたいと思い、ブログの更新をしていきます。

投薬30日くらいで、体調を壊す子が多いです。
キアヌもウィルもデップもモモもそうでした。
症状は嘔吐、貧血、血小板の減少、白血球が異常数値になりました。
これは、体の中で劇症ウィルスと戦っているために、血液を作り白血球でウィルスを攻撃しているからだと考えられます。

その時の対処法は、輸血、造血剤の投与をしています。
エネアラは新薬投薬中でも続けています。
ご飯を食べられなくなったら、点滴にビタミン、ミネラル、プリンペラン、ミノファーゲンミノを入れています。

炎症反応が強い場合やFIPウェット、ドライ混合タイプの場合はステロイドも投与します。
プリンペランは胃腸の動きを助け、ミノファーゲンは肝臓の働きを助けます。

これは新薬の投与のせいではないかもしれませんが、その中の数匹に回虫がでました。
3回~4回駆虫した子達ばかりでした。
そして腫瘍が大きくなりました。
まだまだ分からないことばかりですが何か関係があるかもしれないです。

朝一番でカール、点滴のため入院しました。
カール頑張れ、
私たちは絶対にあきらめません。人間の無力さにがっくりしていましたが
皆さんの応援と頑張っている子達のために踏ん張ります。

★ご支援のお願い★


■医療費がひっ迫しております。
 どうか力をお貸しください。

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【FIP闘病記】キアヌ投薬完了。

キアヌが84日プラス1週間で投薬を完了したことを報告いたします。
これから3か月経過観察期間になります。

ウィルは数値が落ちず+2週間の投薬になりました。2匹とも元気です。
食欲もあります。
デップも84日まであと10日ほどになりました。

もっちもたまぞうも順調に投薬を続けています。

モモタロスが今肝臓腫瘍と極度の貧血と戦っています。
投薬50日で全ての数値が正常になったモモでしたが
急激な内臓出血のために、4回目の輸血と止血剤を続けています。
大きな腫瘍が肝臓内に3つもあります。そして無数の凸凹が見られました。
新薬の副作用なのか、FIP自体のせいなのか全くわからないが
強いお薬は当然肝臓に負担がかかります。 世話をしているスタッフと話し60日で投薬を一度ストップしています。
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病院から電話があってもう持たないかもしれしれないから迎えに来てくださいといわれた時のモモ
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その次の日のモモ 少しづつだけど元気になってきた。顔を持ち上げることもできなかったモモタロスの目の力が戻った。

そしてカールが落ちました。貧血が進み、血小板数値が0。歯ぐきから血液が出て止まらなくなりました。
カールはエイズキャリアです。
ステロイドを一時中断し新薬は続けていました。
食べない時は点滴して、止血剤、少し上がったと思ったら
また食べなくなってしまいます。
5日まえまでは具合わるくても甘える元気があったのに、もうそれもできないカール


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FIPはまだまだ未知の病気です。判断を間違えば、小さなこの子達に襲い掛かります。
モモタロスに奇跡をカールを助けて

心の中で祈りながら病院へ通う毎日です。
相変わらず収まらないカールの病状を都内の病院にも相談している。
メロンXを使うことになりそうです。

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【FIP闘病記】FIP寄付金9月の報告とFIPについて~ねこけんさんが札幌に来ました~

9月のFIP収支を報告します。⇒https://nyantomo.jp/wp-content/uploads/2021/10/224cbf089834cd4f736e543787ce175c.pdf
1回目の報告はこちらから⇒https://nyantomo.jp/wp-content/uploads/2021/09/2eff8dd26c285b0c01303738664ce5d9.pdf

たくさんの応援とはげましをありがとうございます。キアヌもウィルも元気です。デップは昨日から少し元気がありません
対処法ですが吐き気止めやステロイドの治療をしました

昨年から今年かけて、北海道全域でのレスキューが増え、今まで考えてもいなかった事態が当会を襲いました。
状態の悪い子が増え、この子達はどうしてこのような状態で生きてこられたのか、どうやって耐えてきたのかと思うような悲惨な現場ばかりでした。

マイナス零下16度の納屋で耐えていた網走の子。
黒松内の山の中の一軒家で4月に飼い主さんが孤独死し、山の中で必死に生きていた子たち。
初山別村の90匹に及ぶ猫たちのTNRの現場で生まれていた30匹の子猫たち。
北見市ではTNRした子が49匹、保護した子が25匹を超えました。

地域性を広げたことが原因なのか、過酷な環境に置かれて保護時に酷い状態だったことが原因なのかはわかりませんが、FIPを発症した子が通年にくらべ増加したことは間違いありません。

先に発症した遠軽の子猫は獣医師の先生が助けてくれ、今は飼い主さんのもとで元気に過ごしています。
トライアル中だった網走の子は、初期治療を当会で行い、里親さんになってくれた家族が治療を続けてくださり、元気にしています。
個人保護主さんの譲渡先で発症した積丹の子は、84日間の投薬ののち、現在経過観察中ですが元気に過ごしています。

そして、治療中の黒松内のウィル、キアヌ、デップ、網走のモモタロス。

今回初めて皆さんに報告することになりますが、さらに福島のカール、積丹のもっちが発症して治療を開始しています。
もっちは譲渡後でしたが、FIPの診断を別の病院で受け、看取るのはつらいという理由で私たちの所にもどってきました。譲渡から数か月がたっていました。

現在当会で治療中の猫は6匹になりました。

私は、何が原因でこのようになっているのか、保護場所も保護されている場所もそれぞれ別の子たちがなぜFIPを発症するのか…ずいぶん悩みました。

そして1つ1つわかってきたことがあります。
ご支援いただいている皆様、FIPと戦っている飼い主さんたちに、当会の症例をお伝えすることが大切な役目だと感じ、このブログを書いています。

お薬は日本では未承認のお薬です。
でも助かっている子達がいるのも事実です。
もしも自分の家の猫がこの病気を発症した時、間違いないなくこの薬を使うと決めて貯金していたお金を会に寄付することを決め、治療を開始したことは以前のブログでも書きました。
でも薬は高額です。
それでもやはり目の前で苦しんでいる子たちを助けたいと考えました。
しかし、この子達が寛解しても家族のもとに旅たちしあわせになることが出来るのか…不安に思う毎日でした。

なぜ完治と言えないのか、寛解はまた発症するリスクがあるのか…
その疑問を、かなりの症例を診てきている「ねこけん」のM代表にぶつけてみました。
(ねこけんさんは練馬区を中心に活動するNPO法人です。)
メールを打ち終わって5分後、M代表から電話が来ました。

「札幌に往診に行く予定があります。ニャン友さんの里親さんです。ニャン友さんにも寄り、獣医師に往診させます」
(後でわかりましたが、2015年ラガマフィン125匹の里親様でした。)
すぐ里親さまと連絡を取り、今はお互い情報交換をしています。
旭川のあにまあるから保護した子が発症したと聞いています。

当会では、全ての子の治療を開始していましたが、症例とその後の話を聞きたいと思い、
M代表に来ていただきました。
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そして昨日、私の不安と、FIPと戦っている猫たちに朗報を受けとりました。

今後何を見ていったらいいか、予防方法はないのかなど沢山の話をしました。
その症例数と再発のしたときの経過など、ありったけの疑問を獣医師の先生に聞きました。

その時間は日帰りで飛行機に乗る直前まで続きました。
詳しくはまた次のブログでも書きますが、これはあくまでも現在6匹の子を治療している私たちの症例と経験であることをご理解して読んでいただければと思います。
  1. 猫コロナウィルス

    猫コロナウイルスは、日本でも多くの猫が保有しているウイルスで、猫から猫へ容易に感染しますが、多くの場合、病的な症状を起こすことのないウイルスです。
    現在のところ、猫伝染性腹膜炎は、猫腸コロナウイルスに感染した猫の体内でウイルスが突然変異を起こし、猫伝染性腹膜炎ウイルスとなることで発症すると考えられています。
    猫伝染性腹膜炎ウイルスの感染力は弱く、猫から猫への感染はないと考えられています。

    ※文献 https://www.anicom-sompo.co.jp/nekonoshiori/1279.html

    これは長く保護活動を行っていればわかっている方も多くいると思います。
    猫を飼っている方でも、このウィルスのことや突然変異することで発症するFIPの恐ろしさをwebなどでご存じの方も多いと思いますし、中には実体験された方もいらっしゃると思います。

    ほとんどの猫が持っていると言われているこの猫コロナウィルスがなぜ突然変異を起こすのか。
    病院では、ストレスやその子の免疫力が落ちた時に発症すると言われています。
    そして比較的若い子達が発症していることもわかっています。

    当会の保護猫がストレスを一番感じるときは。多分保護するときだと思います。
    (慣れ親しんだ場所から移動ことになります。)

    でも、今発症している子達はこれに当てはまらない子も多くいます。

    ウィルスの増殖が原因なのか、免疫力の低下なのか……不明なことばかりですが、FIP発症には科学的には何も証明がありません。
    ただ思うことは、発症のスイッチを持っている子には、免疫力が弱い子、現在弱っている子、悪い状態が長く続いている子…なにか関連している可能性があると感じています。

    まずは、飼い猫の尿の状態を診てください。
    すごく黄色くないか(黄疸はでていないか)、腎臓が肥大していないか、食欲はあるか。健康診断の時にエコー検査をするのもお勧めします。

    当会では、保護してきたばかりの子は一時待機室もしくは隔離室にはいります。
    これは猫コロナウィルスだけではなく、回虫などの寄生虫の感染やvfg@:[]fdr4510-、パルボウィルスの感染対策のために行います。
    ケアが終わるまで、ケアの終わった子達と保護したばかりの猫が一緒になることはありません。

    黒松内の子たちに関しては、一時待機室で約2か月を過ごしたあとに、ラウンジへの移動を行っています。
  2. コロナフリー

    昨日ねこけんさんから初めて聞いた言葉で「コロナフリー」という言葉があります。
    私たちの考えではFIPの子が他の子に何か感染させるのではないかと思っていました。答えはまったく逆でした。

    飼い猫、保護猫、純血種ほとんどの猫が猫コロナウィルスを持っています。
    その中でFIPを発症する子がいます。両方とも同じ猫腸コロナウィルスです。
    FIPの治療はウィルスを減らし抑え込むことだと考えています。

    FIPを寛解した子は、他の子からまた猫コロナウィルスをもらう可能性があり
    そしてFIPに突然変異する可能性があるということです(一度FIPを発症したからこれもまだ確証はありません)
    もともと発症しない子は同じ血縁であっても発症していない。

    これは獣医師の先生とも話をしましたが、猫コロナウィルスはどこにでもあるウィルスです。人間が持ち込む可能性もあります。
    結局、ウィルスの増殖とスイッチはなんらかの関係があるのかもしれませんが
    まだ症例としてしか報告できません。

    保護団体がコロナフリーのために、全部の猫に予防処置として新薬を予防投与することは考えられません。
    なぜかと言うと、譲渡先に先住猫がいる時、先住猫に予防処置のために高額な治療を行わないと譲渡しないということになるからです。
    認可の降りていないお薬のリスクや猫の体に与える影響がわかっていない高額な薬を
    与えることは現実的ではないと考えるからです。

    出来ることはFIPを発症した子の譲渡には慎重になること、きちんと説明をすることだと考えています。私はFIPを発症した子達に家族を見つけることが出来る可能性を知ることが出来て本当に幸せです。
    一生懸命に生きている闘病中の子達に明るい未来があることを皆様に報告できたこと
    を嬉しく思います。
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    デップ今日はちょっと元気がありません

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    キアヌとウィルはとっても元気で、ウィルの甘えっぷりはどんどん進化しています

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    カールの投薬が終わるのは1月2日です

    今日は久しぶりにモモタロスに会うことができました。
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    そして、遠く北海道まで来てくださったねこけんさんに深く感謝します。
    とても気持ちのよい方達でした。ありがとうございました。


    いつもお願いで申し訳ありません
    FIPと戦っている猫たちにどうかご支援宜しくお願いいたします。
    この子達の明るい未来に力を貸してください
    どうかよろしくお願いいたします。

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ニャン友ねっとわーく北海道

Author:ニャン友ねっとわーく北海道
北海道で保健所収容猫、地域猫の保護と里親探しをしている個人が集まり、活動しています
ニャン友ねっとわーく欲しいものリスト
https://www.amazon.co.jp/hz/wishlist/ls/TPUMWYRXW36K?ref_=wl_share

■支援物資の送り先
〒064-0807
 北海道札幌市中央区南7条西8丁目1-24LC拾八番館3F
 NPO法人ニャン友ねっとわーく
 電話:011-205-0665


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